「死をも恐れない」のと 「死んで往ける」のとは同じではない

2月の直枉会カレンダーのことばです。

お釈迦さまは、老・病・死を解決するために出家し、修行と瞑想を経て、仏となられました。
そのお釈迦さまが明らかにしてくださったのが、阿弥陀という仏さまが、お浄土をつくり、いのち終えた私をお浄土へ救って下さるということです。
私のこととして死を考えてみると、死ぬことは恐ろしいことです。
できれば先延ばししたいことであり、考えたくもないことです。
ですが生まれたものは、必ず死ぬことが決まっています。その時がいつになるか分かりません。
阿弥陀さまはそんな私を「何があっても必ず浄土に救う。安心して私に任せなさい」といつもそばにいて下さいます。
今を生きている私のいのちは、阿弥陀さまに抱かれて、死んでお浄土に往ける道を歩いている途中なのです。